サーブが上手く・速く打てない原因を語る時に出てくる言葉。
「プロネーションが上手くできないんですよねw」
う~ん、プロネーション・・・またかw
今日は、先日も記事にしたサーブは手首を使わないの第二弾。
手首を使う代わりにプロネーション(腕の動かし方)が簡単にできる方法を。
まず、前回の復習で、プロネーションとは手首のスナップを使って打つことではないということ。
野球のピッチングとサーブの違いは手首のスナップを使うか、使わないか。
子供の時から野球をやっている人が勘違いすることの一つ。
ボールを投げる時にスナップ(手を後ろに折って前に倒す)を使うとスピードが出る。
この成功体験があるから、テニスのサーブでもスナップを使うw
サーブでスナップを使うとスピード出るし、微妙なコントロール調整もできたりします。
しかし、スナップ=プロネーションではないという事実w
これ結構、勘違いしている人が多いので、 周囲の人に教えてあげて下さい。
これを知るだけでもテニス肘のリスク激減すると思います。
それじゃプロネーションとは何だ?
動画2:15から非常にわかりやすいのでまず見て下さい。
左がプロネーションなしのサーブ(Locked)。
右がプロネーションしているサーブ(Unlocked)。
腕を動かす円の軌道が違います。
体の体制が違います。
右足が違います。
この動画でも語られていますが、プロネーション=円運動です。
かんたんプロネーション方法
①グリップは薄く握る(コンチネンタル)
ラケットを薄く握ってない方は、そもそもプロネーションはできませんw
厚い握りは後ろから前に動かす運動になりますのでLocked Serveになります。
前に動かす動きとスナップは相性が良いので、一般テニスプレーヤーは・・・
厚いグリップでスナップ(手首)を使いサーブを打つ人がほとんど。
プロネーションができない理由の一つです。
薄い握り(コンチネンタル・包丁握り)が基本です。
②最初のラケット面を最後までキープする。
サーブで構えた時の面(握ってるグリップ)を最後まで同じ状態でスイングすることが大切。
ATP最速サーバーの一人であるラオニッチのラケット面を見て下さい。
最初の構えの右手が手の平が上を向いています(超薄いグリップ)。
この構えのラケット面は、どういう角度でボールに当たるか決まります。
だから、サーブの構え(ラケット面)をしっかり把握することが大切です。
ラオニッチのようなラケット面は、回転が凄く掛かりやすくプロネーションもしやすいです。
かなり薄いグリップなので感覚を掴む為の参考にして下さい。
動画を見て、このグリップのままスイングしてることを確認します。
③インパクト前の斜めに傾く形を作る
ナダル・サーブの時にも触れましたが、この写真のような形を作らないと自然にプロネーションできません。
プロ選手のラケットダウンからインパクトまで形を完全コピーすること。
これができたらプロネーション(腕の動かし方)は自然にそうなります。
④スイングは前に打つのではなく横に円運動するイメージ
最初に作ったラケット面そのままボールにインパクトします。
下(ラケットダウン)から上(ボールにインパクト)の動作のスピードで回転量が変わります。
そしてラケットを横に大きく円を描くように廻す(少し引張りながら)イメージが大事。
これがプロネーションと呼ばれているものの正体だと思いますよw
人間の体は多少柔らかさが違いますが、同じなので・・・同じような形になります。
プロネーションなんてものはなく、①②③がしっかりできた結果がプロネーション。
だからプロネーションなんか意識してはいけなくて・・・
大事なのは薄いグリップで厚くしっかりインパクトできるスイング。
ここをまず習得しないといけないと思うのです。
団扇をあおぐ動作=ひねり(似てるけど違うと思うw)
これ意識してやるとテニス肘になる。
インパクト後は、大きく横にスイング・・・それだけw
P.S プロネーションという言葉遊びw
わかりやすくするために単語にしただけに過ぎないと思いました。
活字で表現するために便宜上造成されたのがプロネーションという言葉だと思います。
スポーツを言葉で伝えるのは無理ですね。
1年でスクール辞めて正解だと思っています。
ほとんどのコーチが言葉中心のグループレッスンでしたから。
だから、テニスは映像を見て、真似て、コートで試すことが正解だと思っています。
アメリカ人にバナナと言っても通じないバナナです(笑)
言葉の本質は文字ではありません音です。
テニスの本質は文字ではありません映像(プレー)です。
現在は、プロの映像が無料で見れるいい時代ですねw
「考えるな!感じろ!」
テニスもブルース・リーの精神が大切w
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