両手打ちに変更したのなら、必ず取り組みたい練習がライジングです。
ライジングは、コートにバウンドした上がり際を叩く超アグレッシブなストロークです。
ライジングで打つ利点
①相手の準備する時間を奪うことが可能
②両手打ちのリーチの短さが逆に有利
③攻守逆転できるショット
④省エネ(走らない&相手の力を利用)
こんな利点があるライジング・ショットを得意技にできれば、一段上に行けると思い取り組んでいます。
このライジングを最大の武器として43歳でも活躍しているのはクルム伊達公子選手です。
コート深くにボールが何度も入ってきていますが、全然後ろに下がりませんw
これぞライジングです!!
伊達公子ライジング
①ボールから目を逸らさない
②テークバックはほとんど取らない(ボールに当てる感覚)
③ラケットはボールに当ててから動かす。
ライジングは、相手の速いボールにラケットの面を合わせるだけでスピードボールが返ります。
なので、ボールに当ててから、コンパクトにスイングしてください。
最初は、フォロースルーしないで、当てて、前にラケットを30cmぐらい押し出すといいです。
この時、手の力はまったく抜いて下さい。
それだけでも恐ろしいスピードボールが相手コートに返ります(笑)
このライジングこそが、中年が若者に勝つ秘密の打ち方だと思うんです。
この動画でわかる通リ、伊達選手ほとんど動いてません・・・
普通は、前後に激しくポジション・チェンジするものなんですがw
ライジングが得意になれば、動きが最小限で済みます。
体力を消耗しない打ち方だということです。
しかし、凄い速い球のバウンド後の上がり際を叩くんですから、通常よりさらに速いボールを打ち返すのです。
ストロークの中でも難易度の高いスーパーショットなのですが・・・
実はこのライジングは、両手打ちで打つ方が打ちやすいんですw
両手打ちの場合、ライジングの難易度はかなり下がります。
そして、ライジングは、力を必要としませんので、非力な方が力のある方に勝つ武器になります。
超攻撃的な森田あゆみ選手のライジング動画(ライジング解説4:00から)
伊達ライジングよりさらにパワーがあり、攻撃的な打ち方ですね。
姿勢も低いので、顔とボールが更に近いです。
そして、更に低い姿勢でライジングを打つ選手がラドワンスカです。
膝の使い方に注目してください。
ミスらないライジングまとめ
①正面に向いてラケットを前に立て、しっかり構える
②スプリットステップ
③フォアは体を右にねじる(テイクバック終了)
④ボールを凝視し、来る位置を予測し、移動後、膝を使い高さを調整し、重心を低く待ち構える。
⑤左足を前に出し体重移動&インパクトし、ラケットを約30cm前に押し出す。
⑥目は打点に残す。
フォロースルーしなくてもこの打ち方でミスが減り、尚且つ速くて低い滑るボールが飛びます。
相手がハードヒッターであればあるほど威力が増しますw
感覚がつかめたらフォロースルー付けてみてください。
これで、ライジングの完成ですので、ぜひお試し下さい。
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